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□■ はっぴーとーく 2008年10月号 & ■□
■□■ 知らないと損をする!?家づくりのポイント ■

みなさん、こんにちは!!
ホーム創建でニュースレターの作成・発行の担当している中島博美です。
10月となりました(^-^)

なんだか気付いたら、すごく寒くなっていてびっくりです!
冬が少しずつ近づいてきていますね。
みなさん、風邪はひいていませんか?
体を冷やさないように温かい格好をして、お過ごしくださいね。

それでは10月号のメルマガをどうぞご覧ください(^v^)


●阿部社長の新メルマガ「知らないと損をする!?家づくりのポイント」第7号

8月に帯広市内で悲惨な住宅火災があり、お二人が尊い命を失いました。

この火災は高断熱高気密住宅を建築している地場の建築会社に大きな波紋を投げかけています。

今回のメルマガは、この事件を取り扱った北海道住宅新聞の記事を抜粋し私見を加えて書いていきます。

■高気密で温度急上昇?

さて、8月31日の十勝毎日新聞の一面トップの見出しが「高気密で温度急上昇」でした。

この見出しは、前日に火災現場を視察した東京理科大学工学部第二建築学科教授の辻本誠氏へのインタビューを元にした記事でしたが、高断熱高気密住宅を建築している私たちにとっても衝撃的な記事であり、見出しでした。

最初に火災事故の概要です。

1.建物は、軽量鉄骨造二階建て専用住宅で全焼だった。
2.家族二人が死亡。死因は、一酸化炭素中毒で他の家族も入院している。
3.出火原因は不明。付け火などの痕跡も無。

新聞報道を見て、私も現地を確認してきましたが、道路から見てもすべての窓から黒煙や炎が噴出した後がわかる状態で、「すべてが燃えてしまった」という悲惨な状況でした。

又、この十勝毎日新聞の記事に出ていた辻本教授へのインタビュー概要は

1.通常の火災に比べて燃え方が激しい。
2.断熱材などによる気密性の高さが強力なフラッシュオーバーを引き起こしたのではないかと分析。
3.省エネで環境によい高断熱住宅だが、こういう惨事を引き起こしたことで、断熱性を追及することがすべていいとはいえないのではないか。

という内容でした。

(ここでちょっと注意しなければならないことが、北海道内では高断熱と高気密は別な概念だということで、辻本教授の場合、本州一般の高断熱・高気密の考え方と混同されていたように思います。

本州では、断熱材を壁の中に入れることで高気密が実現されると思われているようで、北海道のような寒冷地の高気密とは気密性能において次元が違います。

したがって、今回の十勝毎日新聞紙面に書かれた高気密は、高断熱と勘違いされたものと考えられます。)

■フラッシュオーバー

今回の現場では、フラッシュオーバーが発生したと辻本教授は分析されていましたが、そもそもフラッシュオーバーとは何かというと、室内で火災が発生しクロスなどの可燃物が高温の条件下で可燃性のガスを発生し、それが室内に充満、一定の濃度に達した場合に大きな炎が発生することを言います。

それに対して、室内などの密閉された空間で火災が生じ、不完全燃焼によって火の勢いが衰え、可燃性の一酸化炭素ガスが溜まった状態の時に窓やドアを開くなどで、急激に酸素が取り込まれると爆発を引き起こすことがあり、これをバックドラフトと言われています。

尚、帯広市消防本部では、今回の火災現場が、フラッシュオーバーが起きたかどうかはわからないとしています。

北海道住宅新聞の記者は、その後辻本教授を訪ねてインタビューをしていますので、その内容を簡単に紹介します。

辻本教授によると、今回の火災現場では内部への立ち入りが許されなかったのでフラッシュオーバーが発生した可能性は五分五分との見方をして、
「断熱性の高い住宅ほど、フラッシュオーバーが早く発生する。
それは、その断熱力によって火災時の室温が上昇しやすいからだ。
このことは、検証済み」と言っているようです。

『確かに、夕方、室内に照明器具をつけただけで室温が上昇するぐらいの十勝の高断熱・高気密住宅においては、室内で火災が発生したときにはその温度上昇は急速であり、高温になるのが早いと考えられます。

したがって、高断熱住宅であればかなり早い段階でフラッシュオーバーに至る可能性が高いと思われます。』(私見)

そして、北海道住宅新聞ではまとめとして、「疑問は解決しないまま」という小見出しで次のように続けています。

一般にフラッシュオーバーが起きると全焼に至るケースが多いという。

また、人命を考えると、逃げ遅れないように防火、耐火対策を施して火災の広がりを抑えるわけだが、高断熱・高気密住宅ではフラッシュオーバーが早く発生するとしたら、逃げ遅れ対策を見直さなければならない。

ただし、今回の火災について消防は、フラッシュオーバー以外の原因で階段や廊下を伝わって炎が広がったとも考えられるとしており、断熱・気密性能が高いことで燃え広がりが早かったとは断定できない。

疑問は解決しないまま、課題だけが残ったかたちとなった。

以上が新聞記事から抜粋した記事と私見を加えた文ですが、最後に私の見解を書いてみます。

辻本教授が話されたように、高断熱空間では温度上昇が早いので、フラッシュオーバーが早く起こる可能性は高いと考えられます。

しかし気密性に関しては、隙間風の入ってくる建物や気密性能の悪い古い建物でもフラッシュオーバーは起こっているため、高気密との因果関係は副次的なものように思います。

むしろ、高断熱・高気密の場合、建物全体が高温になるまで室内が燃え続けなければならないことを考えると、その間の酸素の供給量は膨大なものが必要であり、ホンモノの高気密住宅において酸素不足になることを考えると、フラッシュオーバーが発生するまで温度が上昇するように燃え続けていくことが可能かどうか疑問を感じます。

そう考えると、むしろ高断熱ではあるが、気密性がそれほど良くない中気密性能な建物のほうが酸素の供給量が多い分、室内の温度上昇を続けることが可能であり、フラッシュオーバーしやすいのではないだろうかと思います。

これはあくまでもこの記事を読んだ私の推論であり、勝手な考え方でしかないのですが・・・。

尚、今回の火災を引き起こした建物は、日本有数のハウスメーカーの住宅ですから、会社としても原因と建物の因果関係をしっかり調査して、高断熱や高気密と火災の燃え広がり方の分析をして、業界に対しても消費者の命を守る仕事であるという見識から情報開示してほしいと思うのは私だけではないと思います。

しかし、いずれにしても現在法制化された煙感知器の義務化は、逃げ遅れ対策として効果があるし、さらには温度も関知できる温度感知器の設置も同じように取り付けしたほうが良いように感じます。
(このような火災の場合、温度上昇による感知と煙による感知のどちらが早く警報が鳴るのかは判りませんが。)

新しい建物、古い建物を問わず、このメルマガをお読みの皆様でまだ、煙感知器や温度感知器などのを取り付けしていない方がおられましたら、5000円ぐらいで販売されているので早めに取り付けしたほうが良いでしょう。


□■ おわりに

ニュースレター10月号、メルマガ第7号はいかがでしたか?
何かお役に立つ情報はありましたでしょうか?
次回も、現在お読みのメールアドレスにお送りします。

みなさまからのご意見・ご感想、どうぞお気軽に shiawaseni@homesouken.co.jp までお送り下さい。
もちろん住宅に関する一般的な質問なども大歓迎です。

次回発行のはっぴーとーくは11月1日配信予定です。

それではまたお会いしましょう!
ホーム創建の元気印、中島でした!

ありがとうございました(^0^)


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四葉のハートは幸せ家庭を創ります。
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