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■ホーム創建メルマガニュースレター http://www.homesouken.co.jp/ ■□■ みなさんこんにちは、ホーム創建の阿部琴美です。
家づくりをご計画の皆様お元気でしょうか? いろいろと思いがけない事も多くあると思いますが、折角の家づくり、楽しんで進めていただきたいと思います。 さて、十勝帯広も夏真っ盛りとなりましたね。 今年は、原発問題の電力不足で省エネが全国各地で叫ばれておりますが、私たちも気をつけなければなりません。 特に十勝地方は、朝晩は涼しいので、その冷涼な空気を室内に取り込み、涼しくすごせるように工夫したいものです。 そこで今月は、十勝地方だからできる省エネの工夫について書いてまいります。 さて、今朝(7月1日)の朝6時の外気温は、21℃でした。 事務所内は、エアコン無しだと30℃を超えています。 パソコンから発生する熱や、蛍光灯から発生する熱、人体から発生する熱、それらの合計熱量は相当な量になります。 これは、住宅においても同じですね。 家電製品の待機熱、人体からの熱、照明器具から発生する熱、炊事で発生する熱など、 そして、この熱に加えて太陽の日差しが室内に入ると、膨大な熱量となり室温は上昇を続けます。 夏至の場合は、太陽高度が高いので昼の時間帯は日射が室内に入ることはほとんどの場合ありませんが、東の窓から入る朝日や夕方の西日になると、太陽高度が低い為室内に窓から太陽熱が入り込みます。 そして、それらの熱は上昇しますので、特に二階は熱い空間になります。 二階の中でも、天井付近はまるで床暖房ようになる場合がありますが、この室温を窓から逃がすのは容易ではありません。 なぜならば、窓からの通風では、反対の窓へ抜けてはくれますが、天井にたまった熱を逃がすことができないからです。 昔は、欄間という窓がついて、夜間その欄間を開け放し、天井付近の空気を動かしてくれましたが、今の樹脂サッシは冬期間の防寒を主目的に開発されておりますので、欄間のついた窓をつける家はほとんどありません。 ではどうすればよいかというと、新築であれば、切り妻屋根にして、屋根断熱にします。 窓の開閉操作や窓拭きをする為のキャットウォークみたいな床を設置し、一日中明けておきます。 そうすることで、室内で発生した生活熱は、いつも排出されていきます。 内倒し窓にするのは、開閉位置が上部にあるからです。 外壁部分のかなり高い位置なので、開けっ放しにしておいても防犯上の問題はありませんし、軒の出を長めにしておけば、通常の雨は入りません。 そして何よりも、外気温が室温より下がると、排気された熱(空気)と同じ量の屋外空気が取り込まれます。 そして、涼しい空気が室内のあらゆるものに蓄えられて、外気温が高くなった日中でも涼しくすごすことができます。 室内空間も大きくなり、窓自体の価格も内倒し窓は少し高いだけなので、大きなメリットがあると思います。 又、違う方法としては、二階のホール部分を吹き上げ天井にしに電動操作の天窓をつける方法もあります。 この場合は、必ずロールスクリーンとセットにし、さらには、降雨センサーも取り付けた方が良いでしょう。 ロールスクリーンを下げたまま天窓を開けて、排熱窓とすることができます。 これらの方法は、エアコン冷房でも省エネ効果を発揮します。 夜間や早朝の涼しい空気を室内に取り入れておくだけで、日中のエアコンのパワーをセーブできまるからです。 尚、エアコンで冷房する時には高窓でも閉めておいた方が省エネ効果は高いかもしれません。 構造体で最も涼しく出来る工法もあります。 普及しているところでは、べた基礎で床下空間のある基礎断熱工法や、土間床工法です。 そのほかには、やはり伝統的なうち水ですね。 ついでに外壁を洗浄するという方法もあります。 ホーム創建では、樹脂サイディングを標準仕様にして、汚れが落ちやすい外壁にしておりますが、高圧洗浄器を無料で貸し出し、外壁の洗浄に使用していただいております。 今月のメルマガは、夏の省エネについての考え方を書いてきましたが、
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