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□■ 知らないと損をする?家づくりのポイント Vol.27 2006.06.12 ■□
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みなさん、こんばんは。
今回初めての配信となるみなさん、初めまして。
ホーム創建メルマガ担当の仲屋慶祐です。

6月に入り2週間、寒い日が続きましたが、もうそろそろ夏の足音も聞こえて
きました。
みなさんいかがお過ごしですか。

ひさびさのメルマガとなりました。

今回は北国の冬を考える上で重要な、屋根の勾配(角度)についてのコラムで
す。


□■ 阿部社長の住宅コラム Vol.27 屋根の勾配を考える

以前にもこのメルマガで書きましたが、日本(本州)は大変雨の多い国です。

そこで、在来木造工法は柱、梁を組み立て、屋根を最初に作るような工法とし
て普及してきました。

しかし、最近では、在来木造工法でも工事の安全を優先するために、足元をし
っかりとさせる必要から、床を先に作るようになってきています。

そうするとどうしても屋根工事が始まるまでに数日かかり、雨などの天候が非
常に気になります。

特に北海道の場合は、床にも断熱材を入れるため雨に濡れない施工が必要です

□■ 屋根の施工

さて、大工が構造体を組み立てると、屋根・板金業者が屋根の施工に入ります

最初にアスファルトルーフィングと言われる防水紙を屋根に張ります。

ここでの注意点は重ねシロをしっかりと確保することと、屋根材を施工するま
での間に風などで、破れないようにしっかりと強度のある材料の使用と施工が
求められます。

本州ではワラ葺きや瓦屋根が昔から使われておりましたが、ワラ葺き屋根や瓦
屋根は雪や凍害に対して弱いため北海道は長尺カラー鉄板で屋根を造るのが一
般的になりました。

この長尺カラー鉄板も工場で塗装して現場に搬入されますが、赤錆保障は10
年と言うのがメーカーの保障となっていて、10年目を越えるころには再塗装
が必要になります。

□■ 屋根施工の歴史

今から5年程前、私の加盟する「新木造住宅技術研究協議会」略称「新住協」
のセミナーで、北大工学部の先生が屋根の勾配と雪止め及び落雪が及ぼすカラ
ー鉄板屋根の耐久性の問題が報告されました。

当初、北海道が推奨した北方型住宅では、敷地内に排雪スペースを確保し落雪
型の屋根で速やかに雪を屋根から落とすのが望ましいような指導をしていまし
た。

屋根の上に雪を載せないことでスガ漏れを防ぐことができるからです。

スガ漏れというのは、屋根の上の雪が解けて軒先で凍るため氷のダムができ、
解けた雪がそこでプールのような状態になり鉄板の透き間から家の中に雨漏り
みたいにしみていくことです。

ところが北大の先生の研究から、落雪時の雪と鉄板の摩擦が表面塗装を傷つけ
鉄板屋根の耐久性を短くしていることが分りました。

そういえば、少し古い住宅の落雪した雪を見てみると色が付いているときがあ
ります。

そこで先生は、美観の問題は別として雪が溶けた水はすぐに流れる勾配で、雪
が落ちないように雪止めをつけることを推奨されました。

□■ 十勝の屋根を考える

雪が落ちないようにする屋根勾配では、十勝で一般的な、見た目が平らな10
0分の1勾配という屋根が良いように思われましたが、勾配がゆるすぎては酸
性雨が屋根上で水溜りのようになる場合が多く、これも問題があるということ
です。

又、近年十勝も雪が多くなり、平らな屋根でスガ漏れが多く発生するという問
題が増えています。

このようなことを考えると、急すぎる屋根には雪止めに掛かる雪の重量が大き
すぎて、鉄板に掛かる負担が大きく傷をつけてしまうし、平らすぎても酸性雨
による腐食やスガ漏れの問題が発生するということです。

そこで、研究結果からデザインを考慮すると3寸〜6寸位間の屋根勾配にして
、雪止めを全面につけるような屋根が一番よいのではないかという提言でした

一時期、新住協では目立たない雪止めについて考えたことがありまして、いろ
んな方法や材料を試したことがありますがこれといったものはありませんでし
た。

一方屋根の施工方法で、ストッパールーフという工法も帯広の板金業者さんが
発明し普及しております。

ストッパールーフという工法はどんな勾配の屋根であっても雪が落ちないのは
素晴らしいのですが、一箇所に集中して雪が解けた水が流れていくために、大
きなツララができてしまう欠点があります。

このように考えると長尺カラー鉄板を使った屋根ではこれだという決め手はな
いように思います。

皆さんも家を建てるときには屋根の材料や施工方法も含めて、屋根の勾配を考
えてみてはいかがでしょうか?

次回は、屋根の材料と小屋裏の換気や断熱材について書いてみます。

最近では30年間保証付きの屋根材で雪止めがなくてもほとんど落雪しないと
いう素晴らしい屋根材も出てきていますので、その辺の情報も提供します。

ご期待下さい。


□■ おわりに

ホーム創建のメールマガジン、いかがでしたか?

次回もいまお読みのメールアドレスにお送りします。
みなさんからのご意見・ご感想、どうぞお気軽にお送り下さい。
もちろん住宅に関する一般的な質問なども大歓迎です。

先週は雨が続いて寒い日々が続きました。
体調をくずしている方も多いようです。
どうかみなさんは風邪をひかないよう体調管理には十分ご注意ください。

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四葉のハートは幸せ家庭を創ります。
株式会社 ホーム創建
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