このページでは、メルマガ「知らないと損をする?家づくりのポイント」のバックナンバーを公開しています。
最新のコラムが読みたい!という場合はメルマガの読者登録をこちらからどうぞ。



■ ホーム創建メールマガジン http://www.homesouken.co.jp/ ■□■
□■ 知らないと損をする?家づくりのポイント Vol.23 2005.12.15 ■□
■□■ ■

みなさん、こんばんは。
今回初めての配信となるみなさん、初めまして。
ホーム創建メルマガ担当の仲屋慶祐です。

12月ももう半分が終わり、今年ももう残りわずかです。
風邪をひいている方も多く、インフルエンザにかかっている方もチラホラ…と
いう話も聞きましたが、みなさんいかがお過ごしですか。

今回は冬になると特に気になる断熱についてのコラムについてその2です。


□■ 阿部社長の住宅コラム Vol.22 断熱その2

前回は、主に軸間充填断熱(壁の中に断熱材を入れる方法で一番普及している
断熱工法)工法と外側断熱(外断熱はコンクリート建築物で施工する断熱工法
の呼称で木造は外側断熱と呼ばれる)工法の概論的なことについて書いてみま
したが、今回はもう少し詳しく両方を比較してみます。

一般的に外側断熱工法は板状のプラスチック系断熱材、軸間充填断熱は繊維系
の断熱材が使われます。

発泡プラスチック系の断熱材は、グラスウールなどの繊維系断熱材よりも、水
に強く湿気を通しにくい性質があるためにコンクリート系の建築物で使われ始
めました。

当初は価格も高く、高級な建物でしか使われておりませんでしたが、広く普及
するにつれて価格も下がり、今では木造の基礎に普通に使われております。

□■ 外断熱の利点と欠点

私たちが現場見学会でお客様によく質問を受けるものの一つが「外断熱」につ
いてです。
北海道を代表する住宅メーカーがテレビコマーシャルでどんどん「外断熱」を
宣伝していますし、住宅本としては異例のベストセラーになった「いい家がほ
しい」も影響を与えているかもしれません。

私は「外断熱ってどうなんですか?」という質問を受けたときに「良いですよ
」といいます。
外側断熱も軸間充填断熱も長所と短所がありますのでどちらが優れているとは
いえないからです。

比較するものが、例えば「断熱材で水に強いのだどちらですか?」といわれれ
ば「発泡プラスチック系の断熱材ですよ」と答えますし「火に強いのはどちら
の断熱材ですか?」といわれれば「グラスウールですよ」と答えます。

又、「鉄筋コンクリート建築物の断熱工法はどういう工法がよいのですか?」
と聞かれたら「外断熱工法です」と答えます。

しかし木造に関してはどちらが優れているとはいえません。

例えば外断熱の有利な面は、断熱材を一番外側に張るため柱や間柱から逃げる
熱を防ぎやすいということですし、外壁の裏側で使用されるために水に強いと
いう性能も安心します。

しかし板状の断熱材なために、前回メルマガで書いたように壁の入り隅や出隅
の収まり、出窓や屋根の取りあい部の収まりが悪かったりしますので、外壁に
飾り付けを多くしている建物やデコボコの多い建物では断熱欠損が出やすい場
合があります。

又、100ミリの断熱材を外断熱で施工する場合は、仕上げのサイディングを支
えるのが大変です。

どういうことかというと、家の内側の柱や間柱と重たいサイディングの間には
やわらかい発泡プラスチック系断熱材しかないために、サイディングを支えて
いる釘が先っちょで重たいサイディングを支えているからです。

そのために太くて長い釘を使いますが、間柱への打ち損じは間柱の破損をまね
き、しっかりと支持がなされていないようなことも考えられます。

特に強い地震が来たときは、釘の根元とサィディングを支えている頭の部分で
10センチも離れていますからサイディングが大きくゆすられ、その重さに耐え
られなくなるかもしれません。

さらに万が一、隣家から火災が起きたときにサイディングの裏の発泡プラスチ
ック系断熱材は、黒煙を上げて消火活動を邪魔してしまいます。

□■ 軸間充填断熱の施工

こういう風に書くと軸間充填断熱のほうが優れているように思えますが、けし
てそういうわけではありません。

断熱材をきれいに入れて、防湿フィルムを正しく連続した施工をしなければ繊
維系の断熱材はその性能を100%発揮することができないのです。

特に今でも多くの現場で見うけられることとして、二階の間仕切り上部の気密
層が連続されずに施工されている問題があります。

こういうことの現場でのチェック方法は、上棟時期から石膏ボードを貼る前ま
での時期に、二階の間仕切りがつく場所の天井付近に、壁を構成する間柱や間
柱受けにビニール(ポリエチレンフィルム)がひらひらとぶら下がっているか
どうかでわかります。

この部分は壁をつくってから気密層を連続させることができないため、最初か
らその部分のみにビニールフィルムを取り付けておき(先張り工法)、後で天
井の施工をするときに貼ってきたビニールフィルムと重ねて貼ることで間仕切
り上部の気密層を連続させるという考え方です。

言葉で書くと難しいのですが、充填断熱工法の場合は外部に面する壁、床、天
井の連続した気密施工が非常に重要で、これが完全になされないと内部結露で
建物の寿命を短くしかねないということを覚えておいて下さい。

□■ 正しい施工が重要

では、私たちにとってどちらの工法を選択するのがよいの?と聞こえてきそう
ですが、結論としては、外側断熱工法も軸間充填断熱工法も正しい知識と正し
い施工方法が必要で、そういう知識をしっかりと持っている会社かどうか、営
業マンかどうか、現場監督かどうか、そして何より実際に施工する大工が知識
を持っているかどうかを見極めることです。

それらを見極める方法としては、しつこく断熱・気密に対しての質問をそれぞ
れの担当者にしていき、自分が納得できる詳しい説明をしてくれるかどうかで
判断していきましょう。

実は、私の過去の経験上「間違った知識を一番堂々と話しているのは大工だっ
た」ということがありまし、「ウソだろ!?」というようなことを平気で書い
ていた一級建築士もいました。

話し方や肩書きにごまかされること無く、基本的に話に矛盾が無いかどうかと
いうことで判断して下さい。

最近国民を震え上がらせている耐震構造偽造問題が毎日テレビを賑しておりま
すが、現在の経済優先主義的なものが一気に噴出してきているような気がしま
す。

皆さんも口の中に入れる食べ物の賞味期限には神経質になるのですから、人間
の命を守り家族と家庭の幸せを作ってくれて、尚且つ数千万円もする人生最大
の買い物にはもっともっと神経質になってもよいのではないかと思います。

一生懸命に仕事をしてくれても知識が無いばかりにひどい建物を造られてしま
ったり、悪徳業者にだまされたりしても、結局のところ一番損をするのは消費
者なのですから。

□■ 今回のポイント

断熱工事のポイントは

1.断熱工法には充填断熱と外側断熱がある。
2.それぞれの工法には良いところも悪いところもあり、どちらかが特に優位
ということはなく、正しい施工をすればどちらも良い断熱方法と言える。
3.充填断熱では、先張りフィルムが施工させているかチェック
4.一番重要なことは、正しい知識・正しい施工方法を知っている業者を選ぶ
こと。

以上の点が今回のポイントでした。


□■ 現場見学会のお知らせ

ホーム創建では今週末の17日土曜日と18日日曜日、現場見学会を2現場で
同時開催します。

1軒目は芽室町北伏古、帯広の森の近くです。
広々とした1階と、個室が充実した2階をご覧ください。
http://www.homesouken.co.jp/kengaku/00035/20051217.html

2軒目は帯広市自由が丘、ガルバリウム鋼板と樹脂サイディングを組み合わせ
たおしゃれな外観をご覧ください。
http://www.homesouken.co.jp/kengaku/00036/20051217.html

当日はどちらの会場でも家造りの疑問質問、上手な資金計画のご相談等も承り
ます。
現場公開でしか見られない資料の展示などもあります。

ぜひ2軒併せてご覧ください。

公開日時は2軒共通です:
12月17日(土)午前10時〜午後4時
12月18日(日)午前10時〜午後4時

みなさまのお越しを心よりお待ちしております。


□■ おわりに

ホーム創建のメールマガジン、いかがでしたか?

次回は年内にもういちど、いまお読みのメールアドレスにお送りします。
みなさんからのご意見・ご感想、どうぞお気軽にお送り下さい。
もちろん住宅に関する一般的な質問なども大歓迎です。

すっかり気温も下がり、冬も降ってすっかり冬になりました。
寒い日が続き、忙しい師走ですが、体調管理には十分ご注意ください。

---------------------------
四葉のハートは幸せ家庭を創ります。
株式会社 ホーム創建
帯広市西5条南31丁目1番地50
TEL 0155-26-1007 FAX:0155-26-1008
http://www.homesouken.co.jp

●購読解除は以下のページでお願いします。
http://www.homesouken.co.jp/melmaga.html

 


   
Vol.01 間取りの話 2004年4月29日発行  Vol.02 家のデザイン 2004年5月25日発行 
Vol.03 高断熱高気密の家は夏も暑い!?
2004年6月18日発行 
Vol.04 住宅金融公庫の金利が大幅に上がりそう!
2004年6月25日発行
 
Vol.05 高断熱高気密の家は夏も暑い!?その2
2004年7月2日発行 
Vol.06 外装材と維持管理
2004年7月29日発行 
Vol.07 住宅の依頼先
2004年8月27日発行 
Vol.08 マイホームとその費用
2004年9月22日発行 
Vol.09 抗酸化工法と住宅新築
2004年10月28日発行 
Vol.10 低価格と高価格の錯覚
2004年11月25日発行 
Vol.11 値引きの罠
2004年12月24日発行 
Vol.12 値引きの罠その2
2005年1月31日発行 
Vol.13 大工さんの雇用形態
2005年2月28日発行 
Vol.14 良い大工さんに建ててもらうためには
2005年3月31日発行 
Vol.15 建築工事と家の位置
2005年5月12日発行 
Vol.16 十勝の基礎と地盤調査
2005年6月13日発行 
Vol.17 基礎工事のチェックポイント
2005年7月11日発行 
Vol.18 木工事のチェックポイント土台編
2005年8月21日発行 
Vol.19 木工事のチェックポイント床作り編
2005年9月5日発行 
Vol20 木工事のチェックポイント小屋組編
2005年9月27日発行 
Vol.21 私が住宅建築業界へ入るきっかけ
2005年10月6日発行 
Vol.22 断熱材とその施工
2005年11月22日発行 
Vol.23 断熱材とその施工2
2005年12月15日発行 
Vol.24 気密測定
2005年12月31日発行 
Vol.25 電気配線
2006年2月7日発行 
Vol.26 造作工事
2006年4月11日発行 
Vol.27 屋根の勾配を考える
2006年6月12日発行 
Vol.28 屋根材の種類と耐久性
2006年6月23日発行 
Vol.29 契約
2006年7月28日発行 
Vol.30 モルタル外壁と通気層
2006年9月8日発行 
Vol.31 造作工事と大工の仕事
2006年10月13日発行 
Vol.32 家具と造作
2006年11月17日発行 
Vol.33 住宅の仕上げ
2006年12月8日発行 
Vol.34 耐震と抑震
2007年3月9日発行 

Vol.35 建築業者の選び方1
2007年7月6日発行 

Vol.36 建築業者の選び方2
2007年9月13日発行 

Vol.1 シックハウス対策
2008年4月1日発行(2008年4月から新形態になりました)

Vol.2 エコ製品と灯油消費量
2008年5月1日発行

Vol.3 エコキュート
2008年6月1日発行

Vol.4 2008年北海道エコ動向
2008年7月1日発行

Vol.5 断熱仕様と暖房、給湯設備
2008年8月1日発行

Vol.6 太陽光発電
2008年9月1日発行

Vol.7 高気密住宅での火災
2008年10月1日発行

Vol.8 家づくりの資金計画
2008年11月1日発行

Vol.9 2009年の住宅動向
2008年12月1日発行

Vol.10 防火性能偽装問題
2009年2月1日発行

Vol.11 創業12年を振り返って
2009年3月1日発行

Vol.12 抗酸化工法
2009年4月1日発行

Vol.13 長期優良住宅
2009年5月1日発行

Vol.14長期優良住宅2
2009年6月1日発行

Vol.15 失敗しない家づくりのためのスケジュール
2009年7月1日発行

Vol.16 住宅業者の選び方
2009年8月1日発行

Vol.17 十勝の冬の工事
2009年9月1日発行

Vol.18 十勝の冬の基礎工事
2009年10月1日発行

Vol.19 住宅建築計画の思わぬ障害
2009年11月1日発行

Vol.20 お引き渡しのあとで..
2009年12月1日発行

Vol.21 明けましておめでとうございます
2010年1月1日発行

Vol.22 住宅版エコポイント
2010年2月1日発行

Vol.23 賢いリフォーム業者選択術1
2010年3月2日発行

Vol.24 賢いリフォーム業者選択術2
2010年4月1日発行

Vol.25 賢いリフォーム業者選択術3
2010年5月6日発行

Vol.26 リフォームと確認申請
2010年6月2日発行

Vol.27 リフォーム補助金
2010年7月1日発行

Vol.28 リフォームと現場での注意事項
2010年8月2日発行

Vol.29 リフォームおとく情報
2010年9月1日発行

Vol.30 太陽光発電とエコ
2010年10月1日発行

Vol.31 リフォームとエコポイント
2010年11月1日発行

Vol.32 家づくりのスタート
2010年12月1日発行

Vol.33 マイホーム資金計画
2011年1月6日発行

Vol.34 マイホーム資金計画2
2011年2月2日発行

Vol.35 2011年お得情報
2011年3月2日発行

Vol.36 東日本大震災
2011年4月2日発行

Vol.37 新築と土地
2011年5月6日発行

Vol.38 諸手続きと書類について
2011年6月2日発行

Vol.39省エネの工夫
2011年7月1日発行

Vol.40アパート家賃と住宅ローン
2011年8月1日発行

Vol.41 Q1.0住宅からQ1.0X住宅へ〜第1話〜
2011年9月1日発行

Vol.42 Q1.0住宅からQ1.0X住宅へ〜第2話〜
2011年10月1日発行

Vol.43 Q1.0住宅からQ1.0X住宅へ〜第3話〜
2011年11月1日発行

Vol.44 Q1.0X住宅の設備機器について
2011年12月1日発行

Vol.45 実際に弊社で建築した「Q1.0X」住宅の仕様
2012年1月10日発行

Vol.46 今年度の国からの補助金事業
2012年2月1日発行

Vol.47 寒冷地の断熱基準について
2012年3月1日発行

Vol.48 スマートハウスについて
2012年4月1日発行

Vol.49 住宅性能とランニングコスト
2012年6月1日発行

Vol.50 実際の光熱費支出を調査
2012年7月1日発行

Vol.51 消費税アップとマイホーム
2012年8月1日発行

Vol.52 今後の省エネ政策と予想
2012年9月1日発行

Vol.53 中古住宅とリフォーム
2012年10月1日発行

Vol.54 シックハウスとその対策
2012年11月1日発行

Vol.55 エコハウス宣言
2012年12月1日発行

Vol.56 住宅新聞の紙面から、お役立ち情報
2013年1月1日発行

Vol.57 太陽光発電に関する最近の状況
2013年2月1日発行

Vol.58 難しい住宅ローン金利の特徴
2013年3月1日発行

Vol.59 増税に向けたお金の話
2013年4月1日発行

Vol.60 国、帯広市の補助金について
2013年5月1日発行

Vol.61 エアコンの効率的な活用法と工夫
2013年6月1日発行

Vol.62 住宅の配置と外構計画
2013年7月1日発行

Vol.63 玄関まわりの間取り計画
2013年8月1日発行

Vol.64 リビングの間取り計画
2013年9月1日発行

Vol.65 ダイニングの間取り計画
2013年10月1日発行

Vol.66 キッチンまわりの間取り計画
2013年11月1日発行

Vol.67 2014年の税制について
2013年12月1日発行

Vol.68 洗面・脱衣・浴室の計画
2014年1月1日発行

Vol.69 トイレの寸法と計画
2014年2月1日発行

Vol.70 和室について
2014年3月1日発行

Vol.71 寝室について
2014年4月1日発行

Vol.72 平成26年度 建築関連の補助金制度 その1
2014年5月1日発行

Vol.73 平成26年度 建築関連の補助金制度 その2
2014年6月1日発行

Vol.74 平成26年度 建築関連の補助金制度 その3
2014年7月1日発行

Vol.75 子供部屋について
2014年8月1日発行

Vol.76 失敗しない家づくりの流れ その1
2014年9月1日発行

このページでは、最新号の1つ前の号までバックナンバーを公開しています。
最新号が読める無料読者登録はこちらからどうぞ。