このページでは、メルマガ「知らないと損をする?家づくりのポイント」のバックナンバーを公開しています。
最新のコラムが読みたい!という場合はメルマガの読者登録をこちらからどうぞ。



■ ホーム創建メールマガジン http://www.homesouken.co.jp/ ■□■
□■ 知らないと損をする?家づくりのポイント Vol.22 2005.11.22 ■□
■□■ ■

みなさん、こんばんは。
今回初めての配信となるみなさん、初めまして。
ホーム創建メルマガ担当の仲屋慶祐です。

11月も終わりが近づいてきて、先週あたりから急に寒くなりましたね。
今朝は急に雪景色になっていてびっくりしてしまいました。
風邪をひいている方も多いようですが、みなさんいかがお過ごしですか。

メルマガの発行が遅くなってしまい、楽しみに待っていたみなさんには本当に
申し訳ありませんでした。

さて、今回は冬になると特に気になる断熱についてのコラムです。


□■ 阿部社長の住宅コラム Vol.22 断熱工事

前回のメルマガは、Q1(キューワン)プロジェクトのセミナーがあるために
特別号を配信しましたが、その前までは木構造について書いてきました。

そこで今回からは、断熱・気密工事について書いていきます。

実は私たちの住んでいる十勝地域では、高断熱・高気密と言う言葉は当たり前
すぎて死語に近いような言葉になりましたが、本州ではいまだ特別な住宅を指
しているんですよ。

今回も名古屋近郊の工務店さんを視察に行ってきましたが、高断熱・高気密住
宅に挑戦すると言っておりました。

□■ 断熱工事

さて、断熱工事は皆さんも目で見てわかるのできれいに入っているかどうか、
隙間無く入っているかどうかを確認しておけば問題ないと思います。

意外とグラスウールのような繊維系の断熱材は柱と柱の間に隙間無く入れるの
は難しく、押し込みすぎてもだめです。

最近のグラスウールは、柱と間柱の標準的な幅に合わせた寸法と間柱と間柱の
幅に合わせた寸法のものが流通するようになり使われておりますが、実際の現
場では柱と間柱の間隔は下地の関係で多種類の寸法があり、現場でもさらに幅
をカットして使わなければなりません。

そこで、均一に隙間無く断熱材を入れる吹き込み工法が普及してきましたが、
コストの関係で導入している工務店さんはまだ少数です。

断熱工法は、このように壁の中に入れる軸間充填工法と外側に貼り付ける外側
断熱工法に大別されます。

一般的には軸間充填断熱は繊維系の断熱材を使い、外側断熱は発泡プラスチッ
ク系の断熱材を使うのが主流となっております。

□■ 欠陥住宅?

先日お昼ご飯を食べているときに、テレビで欠陥住宅が取り上げられておりま
した。

その住宅は断熱工法として性能面で有利と言われている外側断熱の住宅でした

ところで、外断熱と外側断熱の違いをご存知でしょうか?実は、外断熱と言う
言葉はコンクリート系の建築物の外側を断熱材で覆う工法のことで、木質系の
建物の外側を覆う断熱工法は、外側断熱と呼ぶのが正解なんですよ。

某ハウスメーカーがテレビで外断熱工法と宣伝しているために、今では業界関
係者も木造でも外断熱と呼ぶようになってしまいましたが・・・。

さて、話を戻してその欠陥住宅について気がついたことを書いていきます。

その住宅が欠陥住宅であることに気がついたのはお引渡しを受けてからしばら
くたってのことです。二階の天井と壁の取り合い部分にカビが付いていました

そのほかにも部位は良くわかりませんでしたが所々表面の壁にカビが発生して
いるようです。

住んでいる家族は、以前はなんでもなかったのにその住宅に引っ越してからア
レルギー症状が出て、風邪を引きやすくなったり肌に湿疹が出てきたりしたよ
うです。

それらの症状は悪性のカビのせいでした。

カビの原因は断熱欠損によるものです。
サーモグラフィーと呼ばれる温熱測定器でそのカビの発生している付近を撮影
すると、明らかに断熱欠損しているのがわかります。

ではなぜ断熱工法として技術的に簡単といわれる外側断熱で断熱欠損が出来た
のでしょうか?

それは、四角いシンプルな住宅ならば余り無いのですが、屋根の断熱材と壁の
断熱材を連続させて施工しなければならないところで、壁の出っ張りや引っ込
む部分があると木材が複雑に交じり合い、断熱工事が難しくなってくるからで
す。

繊維系だと多少寸法が合わなくても無理して押し込んだり伸ばしたり出来ます
が、板状のものだとそうは行きません。

今回のその住宅も形が少し入り組んでいたことと、大工さんの認識不足、工事
管理者の知識不足(これらは全て会社の責任ですが)によるものでした。

いずれにしても、外側断熱も充填断熱も隙間を作らないで施工すると言うこと
が一番重要です。

□■ 断熱材の性能を発揮するために

続いて重要なことは、断熱材の本来持っている断熱性能を100%発揮できる
ように施工すると言うことです。

繊維系の断熱材は、繊維と繊維の間に静止した空気をたくさん含んで断熱性能
が発揮されます。

例えばグラスウールを壁に入れ、何もふさがないで外風が当たるようにしてお
くとそのグラスウールは断熱性能を発揮出来ません。

又、水に濡れたりしても含まれる空気が無くなり断熱性能は発揮できないので
す。

さらに、100ミリの断熱材を2×4工法の9センチの壁に押しつぶして入れ
ても断熱効果は減ってしまいます。

意外とこういうことを知らないで、2×4工法の壁に100ミリの断熱材を入
れて100ミリ断熱の効果があると思っている業者さんやお施主様も多いので
す。

では、100ミリの断熱材が100%の性能を発揮する方法はどういう方法で
しょうか?

それは、断熱材の外側にはタイベックという防風+透湿効果のあるシートを貼
り、風を通さないで湿気をすぐに逃がすものを使ったり、合板を隙間無く貼り
付けて風が入らないようにしたりする方法です。

そして室内側には、湿気が壁の中に入らないようにするために防湿シートと呼
ばれるポリエチレンシートを張り、壁の中に湿気が入らないようにすることが
必要です。

十勝の工務店さんは、外側の合板貼りと内側のポリエチレンシートの施工はほ
とんど問題なく施工されていると思いますので余り心配は要らないと思います

気をつけることは、在来工法は壁の中が105ミリの厚みがあるので100ミ
リの断熱性能がありますが、2×4工法は壁の厚みが90ミリなので90ミリ
の断熱性能しかないと言う単純なことをしっかりと理解して断熱対策をとると
いうことです。

では外側断熱はどうなんでしょうか?次回は発泡プラスチック系の断熱材につ
いて注意点を書いていきましょう。


□■ おわりに

ホーム創建のメールマガジン、いかがでしたか?

次回は12月上旬に、いまお読みのメールアドレスにお送りします。
みなさんからのご意見・ご感想、どうぞお気軽にお送り下さい。
もちろん住宅に関する一般的な質問なども大歓迎です。

風邪をひいている方も目立ち、インフルエンザの予防接種を受けた?…なんて
会話も聞こえるようになってきました。
寒いこの季節、どうか体調管理には十分ご注意ください。

---------------------------
四葉のハートは幸せ家庭を創ります。
株式会社 ホーム創建
帯広市西5条南31丁目1番地50
TEL 0155-26-1007 FAX:0155-26-1008
http://www.homesouken.co.jp

●購読解除は以下のページでお願いします。
http://www.homesouken.co.jp/melmaga.html

 


   
Vol.01 間取りの話 2004年4月29日発行  Vol.02 家のデザイン 2004年5月25日発行 
Vol.03 高断熱高気密の家は夏も暑い!?
2004年6月18日発行 
Vol.04 住宅金融公庫の金利が大幅に上がりそう!
2004年6月25日発行
 
Vol.05 高断熱高気密の家は夏も暑い!?その2
2004年7月2日発行 
Vol.06 外装材と維持管理
2004年7月29日発行 
Vol.07 住宅の依頼先
2004年8月27日発行 
Vol.08 マイホームとその費用
2004年9月22日発行 
Vol.09 抗酸化工法と住宅新築
2004年10月28日発行 
Vol.10 低価格と高価格の錯覚
2004年11月25日発行 
Vol.11 値引きの罠
2004年12月24日発行 
Vol.12 値引きの罠その2
2005年1月31日発行 
Vol.13 大工さんの雇用形態
2005年2月28日発行 
Vol.14 良い大工さんに建ててもらうためには
2005年3月31日発行 
Vol.15 建築工事と家の位置
2005年5月12日発行 
Vol.16 十勝の基礎と地盤調査
2005年6月13日発行 
Vol.17 基礎工事のチェックポイント
2005年7月11日発行 
Vol.18 木工事のチェックポイント土台編
2005年8月21日発行 
Vol.19 木工事のチェックポイント床作り編
2005年9月5日発行 
Vol20 木工事のチェックポイント小屋組編
2005年9月27日発行 
Vol.21 私が住宅建築業界へ入るきっかけ
2005年10月6日発行 
Vol.22 断熱材とその施工
2005年11月22日発行 
Vol.23 断熱材とその施工2
2005年12月15日発行 
Vol.24 気密測定
2005年12月31日発行 
Vol.25 電気配線
2006年2月7日発行 
Vol.26 造作工事
2006年4月11日発行 
Vol.27 屋根の勾配を考える
2006年6月12日発行 
Vol.28 屋根材の種類と耐久性
2006年6月23日発行 
Vol.29 契約
2006年7月28日発行 
Vol.30 モルタル外壁と通気層
2006年9月8日発行 
Vol.31 造作工事と大工の仕事
2006年10月13日発行 
Vol.32 家具と造作
2006年11月17日発行 
Vol.33 住宅の仕上げ
2006年12月8日発行 
Vol.34 耐震と抑震
2007年3月9日発行 

Vol.35 建築業者の選び方1
2007年7月6日発行 

Vol.36 建築業者の選び方2
2007年9月13日発行 

Vol.1 シックハウス対策
2008年4月1日発行(2008年4月から新形態になりました)

Vol.2 エコ製品と灯油消費量
2008年5月1日発行

Vol.3 エコキュート
2008年6月1日発行

Vol.4 2008年北海道エコ動向
2008年7月1日発行

Vol.5 断熱仕様と暖房、給湯設備
2008年8月1日発行

Vol.6 太陽光発電
2008年9月1日発行

Vol.7 高気密住宅での火災
2008年10月1日発行

Vol.8 家づくりの資金計画
2008年11月1日発行

Vol.9 2009年の住宅動向
2008年12月1日発行

Vol.10 防火性能偽装問題
2009年2月1日発行

Vol.11 創業12年を振り返って
2009年3月1日発行

Vol.12 抗酸化工法
2009年4月1日発行

Vol.13 長期優良住宅
2009年5月1日発行

Vol.14長期優良住宅2
2009年6月1日発行

Vol.15 失敗しない家づくりのためのスケジュール
2009年7月1日発行

Vol.16 住宅業者の選び方
2009年8月1日発行

Vol.17 十勝の冬の工事
2009年9月1日発行

Vol.18 十勝の冬の基礎工事
2009年10月1日発行

Vol.19 住宅建築計画の思わぬ障害
2009年11月1日発行

Vol.20 お引き渡しのあとで..
2009年12月1日発行

Vol.21 明けましておめでとうございます
2010年1月1日発行

Vol.22 住宅版エコポイント
2010年2月1日発行

Vol.23 賢いリフォーム業者選択術1
2010年3月2日発行

Vol.24 賢いリフォーム業者選択術2
2010年4月1日発行

Vol.25 賢いリフォーム業者選択術3
2010年5月6日発行

Vol.26 リフォームと確認申請
2010年6月2日発行

Vol.27 リフォーム補助金
2010年7月1日発行

Vol.28 リフォームと現場での注意事項
2010年8月2日発行

Vol.29 リフォームおとく情報
2010年9月1日発行

Vol.30 太陽光発電とエコ
2010年10月1日発行

Vol.31 リフォームとエコポイント
2010年11月1日発行

Vol.32 家づくりのスタート
2010年12月1日発行

Vol.33 マイホーム資金計画
2011年1月6日発行

Vol.34 マイホーム資金計画2
2011年2月2日発行

Vol.35 2011年お得情報
2011年3月2日発行

Vol.36 東日本大震災
2011年4月2日発行

Vol.37 新築と土地
2011年5月6日発行

Vol.38 諸手続きと書類について
2011年6月2日発行

Vol.39省エネの工夫
2011年7月1日発行

Vol.40アパート家賃と住宅ローン
2011年8月1日発行

Vol.41 Q1.0住宅からQ1.0X住宅へ〜第1話〜
2011年9月1日発行

Vol.42 Q1.0住宅からQ1.0X住宅へ〜第2話〜
2011年10月1日発行

Vol.43 Q1.0住宅からQ1.0X住宅へ〜第3話〜
2011年11月1日発行

Vol.44 Q1.0X住宅の設備機器について
2011年12月1日発行

Vol.45 実際に弊社で建築した「Q1.0X」住宅の仕様
2012年1月10日発行

Vol.46 今年度の国からの補助金事業
2012年2月1日発行

Vol.47 寒冷地の断熱基準について
2012年3月1日発行

Vol.48 スマートハウスについて
2012年4月1日発行

Vol.49 住宅性能とランニングコスト
2012年6月1日発行

Vol.50 実際の光熱費支出を調査
2012年7月1日発行

Vol.51 消費税アップとマイホーム
2012年8月1日発行

Vol.52 今後の省エネ政策と予想
2012年9月1日発行

Vol.53 中古住宅とリフォーム
2012年10月1日発行

Vol.54 シックハウスとその対策
2012年11月1日発行

Vol.55 エコハウス宣言
2012年12月1日発行

Vol.56 住宅新聞の紙面から、お役立ち情報
2013年1月1日発行

Vol.57 太陽光発電に関する最近の状況
2013年2月1日発行

Vol.58 難しい住宅ローン金利の特徴
2013年3月1日発行

Vol.59 増税に向けたお金の話
2013年4月1日発行

Vol.60 国、帯広市の補助金について
2013年5月1日発行

Vol.61 エアコンの効率的な活用法と工夫
2013年6月1日発行

Vol.62 住宅の配置と外構計画
2013年7月1日発行

Vol.63 玄関まわりの間取り計画
2013年8月1日発行

Vol.64 リビングの間取り計画
2013年9月1日発行

Vol.65 ダイニングの間取り計画
2013年10月1日発行

Vol.66 キッチンまわりの間取り計画
2013年11月1日発行

Vol.67 2014年の税制について
2013年12月1日発行

Vol.68 洗面・脱衣・浴室の計画
2014年1月1日発行

Vol.69 トイレの寸法と計画
2014年2月1日発行

Vol.70 和室について
2014年3月1日発行

Vol.71 寝室について
2014年4月1日発行

Vol.72 平成26年度 建築関連の補助金制度 その1
2014年5月1日発行

Vol.73 平成26年度 建築関連の補助金制度 その2
2014年6月1日発行

Vol.74 平成26年度 建築関連の補助金制度 その3
2014年7月1日発行

Vol.75 子供部屋について
2014年8月1日発行

Vol.76 失敗しない家づくりの流れ その1
2014年9月1日発行

このページでは、最新号の1つ前の号までバックナンバーを公開しています。
最新号が読める無料読者登録はこちらからどうぞ。