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□■ 知らないと損をする?家づくりのポイント Vol.13 2005.02.28 ■□
■□■ ■

みなさん、こんばんは。
今回初めての配信となるみなさん、初めまして。
ホーム創建メルマガ担当の仲屋慶祐です。

早いものでもう2月も終わりですね。
まだまだ寒い日が続きますが、でも3月になればなんとなく暖かくなり、春が
来るのがとても楽しみです。
みなさんいかがお過ごしですか。

さて今回のコラムは、大工さんの雇用について…です。


□■ 阿部社長の住宅コラム Vol.13

住宅の圧倒的多くの構造は木造です。

これは日本だけではなく先進国といわれる国は全て同じです。

なぜ木造が多いのでしょうか?
アメリカの実験で、木の箱とコンクリートの箱でマウスを飼う実験をしたとこ
ろ、圧倒的に木の箱のマウスが長生きしたという話を聞いたことがあります。

この話以外にも木の家が住宅として良いという理由は沢山ありますが、なによ
りも木造の家がこれだけ長い歴史を持ち、なおかつ普及しているという事実が
、人が住む家は木造が一番良いと証明している最大の根拠と言えるでしょう。

では、木造住宅がよいということは理解したとして欠点はないのでしょうか?

実は、木造住宅にも大変重要な問題が抱えられているのです。

木造住宅を建てるために欠かせないのが大工さんの存在です。

どんなに営業マンが立派なことを言っても、どんなに試験機関で頑丈な構造を
試験してお墨付きを貰っても、実際に現場で家の大部分を作るのは大工さんで
す。

つまり「木造住宅の出来を大きく左右するのは大工さんによる」という問題が
存在するのです。

例えば仕上げの前の下地を作る仕事であれば、塗装屋さん、内装屋さんが大工
さんの雑な仕事をきれいにごまかしてくれるかもしれません。

しかし、一番重要な構造体はごまかしがきかないということ、それをチェック
しなければならないお客様が構造体に詳しくないという大きな問題があるので
す。

これは、現場監督も同じです。
お客様よりもはるかに詳しく又構造のチェックが出来るとしても、四六時中現
場に張り付いているわけには行きません。

したがって、木造住宅の出来栄えは大工さんの技術と人間性の両方に左右され
るということを忘れてはならないのです。

ところがこんなに大工さんという人たちが担う仕事が重大なのに、私たち建築
業者は大工さんをしっかりと育ててきていなかったのです。

その理由は、大工さんとその大工さんを使う側でお互いの都合が優先してきた
ことによると思います。


□■ 大工さんの雇用形態

以前のメルマガでも少し触れたことがありますが、もう一度大工さんの雇用形
態について詳しくお話しします。

大工さんの雇用形態は大きく分けて4つの形態があります。

1)どこの会社にも所属せず、一人親方として仕事を頼まれたときに仕事をし
、人手が欲しいときは仲間を集めて仕事をしている。
もちろん労災保険も雇用保険も加入していない。ある意味行き当たりばったり
の生活を余儀なくされている。

2)ある親方の下に数人の大工さんが集まり、○○建設あるいは○○組などと
いう会社を作っているが、ほとんどの場合法人格を持たず、社長=親方も現場
で作業をしている。雇用保険は入っているが労災保険に加入しているのはまだ
少ない。
もちろん社会保険事業所になっておらず、厚生年金などは加入していない。
12月に一旦解雇され翌年4月に再雇用される。

この雇用形態は意外と大工さんの流動性が多く翌年に違う親方のところに移る
場合がある。十勝では4割ぐらいがこの雇用形態と思われます。

3)建設会社や工務店に所属し、日給月給(仕事をした日数分だけ給料になる
)で雇用されている。

雇用保険、労災保険は加入しているが社会保険事業所は少ない。
十勝の場合この雇用形態が二番と同じく多く、ほとんどの大工さんは12月に
一旦解雇され翌年4月に再雇用される。

仕事が少ない年は、5月6月まで再雇用されないときもあるが、長く会社に世
話になっているからと恩義を感じて(福利厚生が二番の雇用形態よりよい場合
が多い)再雇用まで時間がかかっても他の会社に移動しない。

4)工務店や建設会社(法人格を持つ)に社員として雇用されている。一般社
員と同じく固定給+諸手当により給料が決まり、ボーナスもある。
社会保険事業所として各種保険にも加入しており、一番雇用の安定している形
態である。

以上大まかに四つの雇用形態があるが、残念ながら4番目の社員としての雇用
はほとんど聞いたことがありません。

多分一番多いのが2番と3番の形態でないかと思います。

又、賃金も請負制度が圧倒的に多く、一坪4万円などというように大工さんは
請け負います。

一坪四万円というのは、40坪の住宅ならば40坪×4万円=160万円とい
うことで、1番の雇用形態の場合は、160万円が全て自分のものになります

2番目の場合は親方が一定割合を受け取り、残った分を他の大工に支払います

3番目は、160万円が会社に入り、大工さんは一日一万円で雇用され○月に
23日出勤したと考えた場合23万円が今月の給与として支給されるという制
度になります。

4番目は普通の会社の社員さんと同じ雇用形態です。

このように普通の会社に勤めている人から考えると驚くような雇用形態がいま
だ多く残されていることは、雇用するという強い立場の会社が「働きが悪いの
に一定の給料を払うわけにはいかない」とリスク回避をとり、大工さんは「自
由気ままに朝から晩まで好きな時間に働いて、ピンはねされないように直接請
負で働きたい」という欲が出てその利害が一致した結果生まれたのではないか
と私は思います。


□■ 雇用形態ごとの働き方と賃金の違い

もう少しそれぞれの雇用形態によって賃金がどのように変わるかを見ていきま
す。

一番目の例は単純に160万円を一人でもらうことができる制度でした。

但し、160万円を160日間働いてもらうのと、80日間で仕上げてもらう
のでは一日当たりの受け取る金額に倍の差が出ます。

二番目の例を親方1人と子方3人の例で見てみると、親方には一旦160万円
入りますがそれを分配して子方に渡すため160万円÷4人×140%ぐらいの
計算式で56万円を最初にとります。

残りの104万円を三人で経験や技量によって分けるということになります。
1人平均で34.6万円です。

子方が34日で仕上げれば一日1万円の手取り金額、15日で仕上がれば2.
3万円で親方なら3.7万円の手取りとなります。

三番目の例も二番目と同じく会社に管理費として一定額を取られ、残りを経験
や技能により分配する。

四番目は文字通り固定給制度で、大工仕事がなく家での待機を命じられても基
本給は補償されるが、基本給は安く設定されている場合が多いようです。

さて、なぜ長々とこんなことを書いたかというと、皆さんがそれぞれの大工さ
んの立場になって仕事と給料を考えてもらいたかったからです。

自分が1番の雇用形態の大工だったらどんな仕事をするか。

2番の雇用形態だったらどんな仕事の仕方をするか。
そういう風に考えて欲しいのです。

したがって、大事な家作りを任せる住宅会社がどんな大工さんを雇用し、どん
な雇用形態で仕事をさせているのか、木造住宅で失敗しない一つの条件が大工
選びであることも忘れないで欲しいのです。

次回は、今回の続きで「住宅会社に所属する沢山の大工さんから、いい大工を
選び施工してもらう方法」についてです。

 


□■ 現場見学会のお知らせ

まだ少し先の話ですが、ホーム創建では3月12日の週末、現場見学会を開催
します。
今回は音更ひびき野です。
明るいリビング階段、広々とした対面キッチンのあるリビングなど、ぜひご覧
ください。

公開日時:3月12日(土)・3月13日(日) 午前10時〜午後5時まで
公開場所:河東郡音更町ひびき野西町1丁目6番地12

外観や間取り、地図等は以下のページでご覧下さい。
http://www.homesouken.co.jp/kengaku/00022/20050312.html

みなさまのお越しを心よりお待ちしております。


□■ おわりに

ホーム創建のメールマガジン、いかがでしたか?

次回は3月下旬頃、いまお読みのメールアドレスにお送りします。
みなさんからのご意見・ご感想、どうぞお気軽にお送り下さい。
もちろん住宅に関する一般的な質問なども大歓迎です。

まわりを見回してみると、風邪やインフルエンザが大流行しているようです。

まだまだ寒い時期が続きます。
風邪などひかないようにご注意ください。

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四葉のハートは幸せ家庭を創ります。
株式会社 ホーム創建
帯広市西5条南31丁目1番地50
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Vol.03 高断熱高気密の家は夏も暑い!?
2004年6月18日発行 
Vol.04 住宅金融公庫の金利が大幅に上がりそう!
2004年6月25日発行
 
Vol.05 高断熱高気密の家は夏も暑い!?その2
2004年7月2日発行 
Vol.06 外装材と維持管理
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Vol.07 住宅の依頼先
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2004年9月22日発行 
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Vol.13 大工さんの雇用形態
2005年2月28日発行 
Vol.14 良い大工さんに建ててもらうためには
2005年3月31日発行 
Vol.15 建築工事と家の位置
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2005年6月13日発行 
Vol.17 基礎工事のチェックポイント
2005年7月11日発行 
Vol.18 木工事のチェックポイント土台編
2005年8月21日発行 
Vol.19 木工事のチェックポイント床作り編
2005年9月5日発行 
Vol20 木工事のチェックポイント小屋組編
2005年9月27日発行 
Vol.21 私が住宅建築業界へ入るきっかけ
2005年10月6日発行 
Vol.22 断熱材とその施工
2005年11月22日発行 
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2006年11月17日発行 
Vol.33 住宅の仕上げ
2006年12月8日発行 
Vol.34 耐震と抑震
2007年3月9日発行 

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2007年7月6日発行 

Vol.36 建築業者の選び方2
2007年9月13日発行 

Vol.1 シックハウス対策
2008年4月1日発行(2008年4月から新形態になりました)

Vol.2 エコ製品と灯油消費量
2008年5月1日発行

Vol.3 エコキュート
2008年6月1日発行

Vol.4 2008年北海道エコ動向
2008年7月1日発行

Vol.5 断熱仕様と暖房、給湯設備
2008年8月1日発行

Vol.6 太陽光発電
2008年9月1日発行

Vol.7 高気密住宅での火災
2008年10月1日発行

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Vol.9 2009年の住宅動向
2008年12月1日発行

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Vol.11 創業12年を振り返って
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Vol.13 長期優良住宅
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Vol.15 失敗しない家づくりのためのスケジュール
2009年7月1日発行

Vol.16 住宅業者の選び方
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Vol.19 住宅建築計画の思わぬ障害
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2009年12月1日発行

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Vol.39省エネの工夫
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Vol.40アパート家賃と住宅ローン
2011年8月1日発行

Vol.41 Q1.0住宅からQ1.0X住宅へ〜第1話〜
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Vol.42 Q1.0住宅からQ1.0X住宅へ〜第2話〜
2011年10月1日発行

Vol.43 Q1.0住宅からQ1.0X住宅へ〜第3話〜
2011年11月1日発行

Vol.44 Q1.0X住宅の設備機器について
2011年12月1日発行

Vol.45 実際に弊社で建築した「Q1.0X」住宅の仕様
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Vol.46 今年度の国からの補助金事業
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Vol.47 寒冷地の断熱基準について
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Vol.48 スマートハウスについて
2012年4月1日発行

Vol.49 住宅性能とランニングコスト
2012年6月1日発行

Vol.50 実際の光熱費支出を調査
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Vol.51 消費税アップとマイホーム
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Vol.52 今後の省エネ政策と予想
2012年9月1日発行

Vol.53 中古住宅とリフォーム
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Vol.54 シックハウスとその対策
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Vol.55 エコハウス宣言
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Vol.56 住宅新聞の紙面から、お役立ち情報
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Vol.57 太陽光発電に関する最近の状況
2013年2月1日発行

Vol.58 難しい住宅ローン金利の特徴
2013年3月1日発行

Vol.59 増税に向けたお金の話
2013年4月1日発行

Vol.60 国、帯広市の補助金について
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Vol.62 住宅の配置と外構計画
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Vol.73 平成26年度 建築関連の補助金制度 その2
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Vol.74 平成26年度 建築関連の補助金制度 その3
2014年7月1日発行

Vol.75 子供部屋について
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Vol.76 失敗しない家づくりの流れ その1
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