現役の大家が分かりやすく解説!
初心者でも部屋探しを成功させよう!
2024年3月19日更新
はじめまして。不動産の大家でサイトを管理している、たぬきちといいます!
このページでは「部屋探しの方法」を
どのサイトよりわかりやすく、親身で、初心者でも理解できるように解説します。
僕は消防士やフリーランスを経験して、4年前に不動産大家になりました。
2020年に東京23区のマンションを購入!現在も賃貸経営しているよ!プロフィールはこちら
SNSでも情報を発信しています。
4年前に東京23区の不動産を購入しました。不動産を運営しながら本サイトの記事を執筆しています。
不動産の概要 | 領収書 |
不動産売買契約書 | 2023年家賃収支表 |
部屋探しの教科書では
- 賃貸経営をしている大家が
- 初心者でも分かりやすく
- 専門用語を使わずに
- イラスト多めで
部屋探しのやり方を解説します。
また、部屋探し初心者の方のよくある質問で
- 部屋探しの手順は?
- 部屋探しにかかる費用は?
- 部屋探しはどうやってすればいい?
こんな疑問が、「全て」この記事で解決できます。
パソコンやインターネットに全然詳しくない人でも大丈夫です。
順番に読んでいけば、誰でも迷わずに失敗しない部屋探しができます。
説明は良いから「部屋探しの方法が知りたい!」って人は下のボタンから飛べるよ。
0章:部屋探しの準備って必要なの?
部屋探しに準備って必要なの?と思った方は、こちらのアンケート結果をご覧ください!
アンケート調査
- 調査期間:令和6年2月5日~2月9日
- 調査対象:全国20代の男女113人
- 調査媒体:クラウドワークス
アンケート調査の結果
- 113人中約4割の42人が失敗を経験
- 約7割の29人がほぼ何もしないで契約
アンケート調査の内容はこちら
対象者全員
- あなたの性別を教えてください。
- あなたの年齢を教えてください。
- 住まいについて教えてください。
- ご自身で部屋探し・賃貸契約したことがありますか?
- ご自身で部屋探し・賃貸契約で失敗した経験がありますか?
部屋探しで失敗した人
- 事前にした情報収集を教えてください。
- どのように収集したか教えてください。
- どんなキーワードで検索したか教えてください。
部屋探しで情報収集しなかった人
- 賃貸契約する前に調べなかった理由を教えてください。
- 賃貸契約する前に何をすればよかったか教えてください。
アンケート調査から、部屋探しを失敗した人の約7割が何も準備せずにしていたことが分かりました。結構高いですよね。
じゃあ具体的にどんな事例かというと
- 家賃が高くて毎月の生活が苦しい
- 道路の交通量が多くて騒音がひどい
- 退去費用について不動産会社と揉めた
以上の事例があります。金銭的なダメージだけでなく騒音トラブルで健康に害を及ぼすことがあります。改善されるのは次に引っ越しするまで続いてしまうのが難点です。
準備が重要なのは分かったよ。具体的にどうやってすればいいの?
部屋探しの必須事項は以下の通りです。
部屋探し5つのポイント
- 入念に物件の下調べをする
- 知識をつけて不動産屋に行く
- 内容を理解してから契約する
- 賢くお得に引越しをする
- 必要な手続きを完了する
以上のポイントは部屋探しをする時にとても大切になります。
次の章から具体的な方法を解説していくよ。
1章:失敗しない部屋探し5ステップ
この章では部屋探しを5つのステップに分けて解説していきます。
部屋探しはどんな流れで進めていけばいいの?
部屋探しのステップを5つに分けて分かりやすく解説するよ。初心者でも分かるから安心してね。
部屋探しの5ステップは以下の通りです。気になる内容があれば、目次をタップするとすぐに本文を読むことができます。
順番 | 具体的な内容 |
---|---|
ステップ1 | 入念に物件の下調べをする |
ステップ2 | 知識をつけて不動産屋に行く |
ステップ3 | 内容を理解してから契約をする |
ステップ4 | 賢くお得に引っ越しをする |
ステップ5 | 必要な手続きを完了する |
順番に見ていこう!
入念に物件の下調べをする
まず住みたい物件の下調べをすることが大切です。下調べするときは上手にインターネットを使えると効率が良いです。そうは言っても「具体的なやり方を教えてよ」って思いますね。ポイントは事前に希望する部屋の条件を決めておくことです。この事前の条件を決めるか決めないかで、のちの部屋探しの明暗を分けてしまいます。
事前に決めておく3つの部屋の条件は以下の通りです。
- 住みたい街・エリア
- 無理のない範囲の家賃
- 部屋についている設備の優先順位
物件を調べる前に条件を決めておくと、余計な時間や手間を省くことができます。もちろん「物件を見てから考えたい!」そんな方は見てからでも大丈夫ですが、不動産屋に行く前までには決めてくださいね。
事前に決めておくことは、どこに、いくらで、どんな部屋に住むかの3つだよ。
部屋探しの準備について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
3つの条件が決まったら、実際にインターネットで物件を探していきます。インターネットには不動産サイトが無数にありますが、スーモかホームズを使っておけば間違いないでしょう。物件を探す時のポイントは
- 住みたい街・エリアを選択する
- 家賃の金額を入力する
- 設備の条件を入力する
この順番で検索すると希望の条件にあう部屋が見つかりやすいです。もう気が付いた人もいるかもしれませんが、先ほどの3つの条件をそのまま使いましたね。事前に条件を決めておけば遠回りをすることなく最短で理想の部屋探しをすることができます。
不動産サイトで物件探しの詳しい方法を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
気に入った物件を見つけてから不動産屋に行くとスムーズに部屋探しができるよ。
知識をつけて不動産屋に行く
気に入った物件をもって不動産屋に向かいましょう。物件を見つけて行けば不動産屋でやることの3分の1は終了しています。なぜなら他にやる内容は、内見と賃貸契約のみだからです。またよく勘違いする人が多い2つの点があります。
- 不動産屋によって扱う物件は違う
- どの不動産屋でも料金は一緒
この2つはよく勘違いする内容です。不動産屋の物件はレインズという事業専用サイトで管理されていて、情報を共有しています。そのため約8割の物件はどの不動産屋でも同じく扱うことができます。最近では全日本不動産協会が提供するラビ―ネットやイタンジ株式会社が運営するITANDI BBを利用して賃貸物件を管理する不動産屋が増えています。特にITANDI BBへの掲載量はここ1年で増加しています。
もう1つは不動産屋によって料金が異なる点です。不動産屋の費用と言うと何をイメージしますか?その答えは、仲介手数料や契約のオプションです。仲介手数料は法律で上限が決まっていますが、下限は金額の制限がありません。またその他のオプションは不動産屋によって金額が自由に決められます。
この2点を理解しておくと「1つの不動産屋にこだわらないでいい」気楽な気持ちになれるのでいいですよ。
料金が高かったり態度がよくない担当者に当たったとき、他にも選択肢があると安心できるね。
では、実際に不動産屋に行ってやることを見ていきましょう。
不動産屋でやる内容は以下の通りです。
- アンケート用紙に記入する
- 氏名、現住所、勤務先、勤続年数、年収等
- 実際に物件を見に行く
- 2~3件の条件に合う物件を候補にする
- 気に入った物件に申し込みする
- 申し込みと契約の流れを確認する
以上が不動産屋でする内容です。事前に物件を決めていけばかなりスムーズに手続きを進めることができます。いかに準備していくのが重要かお分かりいただけたと思います。
不動産屋でやることを詳しく知りたい方はこの記事を参考にしてください。
中には不人気物件や家賃が割高物件を紹介してくる不動産屋さんもあるから注意して。全てじゃないけどね。
アンケートに答えたら実際に部屋を見に行きましょう。内見する時のポイントは以下の通りです。
- メジャーやカメラのアイテムを利用する
- 部屋の中と周辺の環境や街並みを見る
- チェックリストで漏れをなくす
内見する時のポイントは、部屋の広さを測るメジャーや方角を調べるコンパス、チェック箇所を一目で判断できるチェックリストです。これらのアイテムがあると内見を効率的にすることができます。よくある失敗は、周辺の環境を見ていなくて「住んでみて不便なことを知った」ですね。
内見は何かと忙しいけどしっかり確認してお気に入りの部屋を見けよう。
チェックリスト(例)の掲載しておきますので、ご自由にお使いください。
[ ] | 駅やバス停の 距離と所要時間 | [ ] | 壁紙が綺麗か 傷・汚れがないか |
[ ] | スーパー・コンビニ 病院などの有無 | [ ] | 床に傷やへこみ 汚れはないか |
[ ] | 前面の道路は 騒音問題はないか | [ ] | 水漏れやカビ汚れ 水垢はないか |
[ ] | オートロックか セキュリティ対策は | [ ] | 窓の開閉は 隙間風はないか |
[ ] | 外壁や共用部分の メンテナンス状況 | [ ] | コンロ数や広さ 収納の量と場所 |
[ ] | 隣や上下階の音が どの程度聞こえるか | [ ] | バスタブの大きさ トイレの清潔感 |
[ ] | 窓の方角や大きさ 日当たりの良さ | [ ] | エアコンがあるか ちゃんと動くか |
[ ] | 窓はどこにあるか 換気のしやすさ | [ ] | 押入れの収納部分 大きさと数は |
内見の手順について詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。
内容を理解してから契約する
内見をして「この物件に住みたい!」と思ったら賃貸契約をしましょう。賃貸契約は大きく分けて3つのステップで進んでいきます。
賃貸契約ってどんな流れで進んでいくの?
賃貸契約の流れは以下の通りです。
賃貸契約までの流れ
- 入居の申し込みをする
- 申込用紙に必要事項を記入(身分証明書が必要です)
- 入居審査を受ける
- 保証会社が収入や借り入れ状況をチェックします
- 賃貸契約を締結します
- 内容を十分に確認して印鑑を押します
気に入った物件があっても必ず入居できるとは限りません。それは貸す人(大家さんや不動産屋)と保証会社が許可する必要があるからです。そのため、申し込みをして保証会社や不動産屋が入居者の職業や年収をチェックします。収入に見合わない家賃や、借入れが多すぎる人は入居の許可が下りない場合があります。
家賃は自分の身の丈に合った物件にしよう。目安は手取り収入の3分の1だよ。
入居時にチェックする項目
- 入居者の年齢、氏名、現住所
- 職業、勤務歴、年収
- 借り入れ履歴
保証会社や不動産屋は以上の内容を見て、入居者に物件を貸していいのかを判断します。そのため年収や職歴は正確に書きましょう。
また、賃貸契約には必要な持ち物があります。契約する時は以下の持ち物を忘れないようにしましょう。
- 住民票の写し
- 身分証明書
- 印鑑又は印鑑証明書
- 銀行口座
- 初期費用
以上が契約時に必要な持ちものです。当日は必要な持ち物を忘れずに持参しましょう。もし忘れ物があったりすると手続きが滞ってしまい、希望する入居日に間に合わない場合があります。事前にしっかり準備しておくのがおすすめですね。
また入居のスケジュールですが、最低でも申し込みから1週間から2週間かかります。余裕をもって計画を立てると気持ちにゆとりができるのでいいですね。例えば4月1日に入居したかったら、3月中旬には申込みしておけば予定通りに入居することができます。
入居のスケジュールは以下の通りです。
入居のスケジュール
- 申し込み
- 入居審査(3日~1週間)
- 賃貸契約(1週間後~)
- 引渡し・入居
()内は所要時間
賃貸契約について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
賢くお得に引っ越しをする
部屋探しと並行して引っ越し作業を進めておく必要があります。もし業者に頼む場合なら、予約は入居日が決まったらすぐにとる方がいいです。その方が屋予約が取れやすいのと費用を安く抑えることができる可能性が高いからです。でもこんな疑問が出てくると思います。
引越し業者はどうやって選べばいいの?
これですね。確かに引っ越し業者は大小合わせて100社以上あり選ぶだけでも一苦労です。そこでポイントなのは以下の2点です。
- 複数の引越し業者の比較検討をする
- 自分にぴったりのプランを見つける
1社で検討するのではなく、複数の業者を比較検討することが大切です。なぜなら業者によってプランや価格帯が異なるからです。例えばサカイ引越センターでは以下のプランがあります。
- 荷造りは自分で!エコノミープラン
- 荷造りはお任せ!スタンダードプラン
- 新居の掃除まで!プレミアムプラン
の3つのプランがあります。例えば、セルフプランは荷造りと荷解きは自分でやるので、他のプランより安い費用で引っ越しできるメリットがあります。ご自身の要望や条件に合ったプランを選べるのは良い所ですね。
引っ越し業者の比較について詳しい内容を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
必要な手続きを完了する
引っ越し予約も終わってほっと一安心。と思いきややらなくてはいけないのが手続きです。手続きと聞いて
面倒くさそうだしやりたくないなぁ。
なんて後回しにしたくなっちゃいますね。確かにそんな気持ちになるのも良く分かります。できるなら最近流行りのchatGPTにやってもらいたいところです。とはいえ、やってしまえばあっという間にできちゃうのでサクッと片づけてしまいましょう。引っ越しで必要な手続きは主に2つです。
- いま住んでいる賃貸の退去手続き
- 住所変更に伴う諸手続き(運転免許証など)
いま賃貸に住んでいる方は、不動産屋または大家さんに退去の手続きをする必要があります。この退去の手続きをしないと正式に物件から退去することはできません。手続きは書類の場合や連絡する場合があるので確認しておきましょう。その際「退去日はいつですか?」と聞かれるので答えるようにしておきましょう。
退去の手続きは1ヶ月前のケースが多いけど、早めに連絡しておくと安心だよ。引っ越し予定日が決まったらすぐに連絡するのがおすすめ。
2つ目は、運転免許証やマイナンバーカードといった住所変更の手続きです。これらの登録している住所を変更していないと、何かあったときに支障がきたしてしまいます。できるなら引っ越ししてすぐにやる方が良いです。
住所変更で必要な手続きは以下の通りです。
- 転出届の提出
- 転送届の提出
- 印鑑登録の廃止
- 電気の停止手続き
- ガスの停止手続き
- 水道の停止手続き
- 運転免許証の変更
- インターネット回線の解約
- マイナンバーカードの変更
住所変更で必要な手続きは9つあります。まとめてやるのはとても大変なので、優先順位が高いものから取り掛かるのがいいでしょう。中でも転送届は郵便物を新しい住所に届けてもらうためにものなので早めにしておいた方が良いです。
電気ガス等のライフラインの手続きは、オンラインでも受付しているから利用している会社のホームページで確認してみてね。
引越しの手続きについて詳しい内容が知りたい方はこちらの記事を参考にしてください
2章:おトクな部屋探し3ステップ
この章では、部屋探しの費用をお得にする方法を2つのパートで紹介します。
2つの項目は以下の通りです。
賃貸の初期費用を安くする
賃貸の初期費用はどのくらいかかるかご存じでしょうか?一般的な費用は家賃の5ヶ月~6ヶ月分となっています。しかしこの費用はあくまで何もしない費用です。つまり交渉すれば初期費用は安くすることができます。
初期費用を安くする方法はどんなものがあるの?
初期費用を安くする項目8つは以下の通りです。
- 仲介手数料の安い不動産屋を利用する
- 敷金礼金の安い物件にする
- 家賃を安い物件を選ぶ
- フリーレント制度を利用する
- 連帯保証人を利用する
- 不要なオプションを断る
- 閑散期に物件を探す
- 火災保険に自分で加入する
不動産屋に交渉できる8つの項目。成功すれば10万円安くするのも夢じゃないよ。
家賃を安くする方法について詳しい内容を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
交渉して家賃を下げる
次に交渉して家賃を安くする方法について解説します。家賃交渉と言うと中にはこんな考えの人はいませんか?
- よく分からないけどなんだか難しそう
- 僕(私)には多分無理だと思う
そう考える人もいるかもしれません。確かに簡単で誰でも100%確実に安くなります!とは言えませんが、タイミングとやり方次第で十分可能性はあります。交渉するのはタダなのでやってみるのがおすすめですよ。
- 周辺の家賃の相場を調べる
- 契約するメリットを伝える
- 値下げしたい金額を決める
家賃が3000円安くなったら年間36,000円も使えるお金が増えて嬉しいね。
家賃を安くする方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
退去時の費用を抑える
3つ目に退去時の費用を抑える方法について解説します。一人暮らしの退去費用の相場(1R~1LDK)は2万円~5万円です。この費用はできるだけ抑えて、新しい生活に必要なものを揃えたいですね。
費用退去する時はどんな項目の費用があるの?
花子ちゃん良い質問ですね。費用の項目は以下の通りです。
- ルームクリーニング費用
- 部屋の修繕・修理の費用
- 残置物の処理にかかる費用
実際、部屋をキレイな状態で退去するのが一番効果的です。「そうは言ってもなんかないのー?」なんて思う人もいると思います。そんな人のために壁に画鋲を刺して開いてしまった穴はありませんか?国土の交通省のガイドラインでは貸主負担ですが、不動産会社との契約内容によって費用に請求されてしまう可能性があります。
入居時に加入した火災保険を使うと補償で壁の穴を直せるよ!
退去費用を安くする方法を詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
参考文献一覧